1982-04-16 第96回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
○垣水政府委員 先ほど国税庁の方から御答弁申し上げましたように、私どもも、同じように男女の差別ということを一切考えておりません。 ただ、従来税関の職場は、御承知のように、監視部門というのが夜勤、あるいは先般不幸にして事故を起こしたりいたしましたが、かなり女性向きでないというような仕事があったりいたしまして、そういうことで若干仕事の配分といいますか、それが違っていたわけでございますが、まさに先生見ていただきましたように
○垣水政府委員 先ほど国税庁の方から御答弁申し上げましたように、私どもも、同じように男女の差別ということを一切考えておりません。 ただ、従来税関の職場は、御承知のように、監視部門というのが夜勤、あるいは先般不幸にして事故を起こしたりいたしましたが、かなり女性向きでないというような仕事があったりいたしまして、そういうことで若干仕事の配分といいますか、それが違っていたわけでございますが、まさに先生見ていただきましたように
○政府委員(垣水孝一君) 抜き打ち検査をするかどうかについてはもう少し私ども検討さしていただきたいと思いますが、実は御承知だと思いますが、出国者にはパンフレットを配っておりまして、その中には、現在でも五百万円までですということを出国のときの御注意ということで明記いたしております。この点、ただいま申し上げましたように巡回等、規制の遵守を図るためにもう少し工夫をするとか、あるいは掲示によって、許可なくして
○政府委員(垣水孝一君) 御指摘のとおり、円の現金持ち出しにつきましては税関で関税法七十条の規定によりましてチェックすることになっておりますが、空港税関では、多数の出国者を短時間に通関させなくてはならないために実際上の検査には限界がございます。しかしながら、円札のみならず密輸出の取り締まりということがございますので、出国の検査場付近では税関職員が巡回等をいたしておりまして、挙動不審者に対しては質問や
○政府委員(垣水孝一君) 早い場合は大体一日ないし二日でございますが、物によって、むずかしいものでは二、三週間あるいはそれ以上かかるものもございます。
○政府委員(垣水孝一君) これは大変早いものと比較的長くかかるものとございまして一概に申せませんが、三日から五日ぐらいかかっているんじゃないかということで、ちょっと平均は出しておりません。
○政府委員(垣水孝一君) いわゆる非関税障壁と申しまして、関税面ではなくて通関手続に、日本はいろいろなことを言って、たとえば通関日数がアメリカと比べて非常にかかるじゃないかと、あるいは化粧品とか動植物を通そうと思ってもその許可証をもらうのにかかるじゃないか、こういう批判がございました。
○政府委員(垣水孝一君) 先生まさに御指摘のとおり、ECは農産物を中心といたしまして課徴金を課しておりまして、この課徴金もまた大変複雑なやり方で、たとえば穀物とか砂糖につきましては毎日更新をする、乳製品については半月ごと、豚肉、家禽肉については三カ月ごと、牛肉については一ヵ月ごとというようなことでいたしております。 例をビスケットにとりますと、可変課徴金は三ヵ月ごとに変更されるわけでございますが、
○政府委員(垣水孝一君) そのとおりでございます。 ただ、ECはどういうことを言っているかと申しますと、なる雲日本は平均的な関税率あるいは平均的な関税負担率は低いが非常に突出したものが幾つかある。たとえば、工業製品等は一般に非常に低いわけでございますが、農産品等の中に、たとえば酒類あるいはビスケット等を含めまして異常に、三〇%とかそれ以上に及ぶ高いものがあると、こう言っております。それに対して私どもも
○政府委員(垣水孝一君) 先生御指摘のとおり、実は関税の水準というのははかり方が非常にむずかしいわけでございまして、いろんな側面からあるわけでございます。 したがって、たとえば極端な例でございますが、非常に禁止的な関税を高く張って、それが輸入がもうとまってしまえば、実は現在はほとんどが輸入量による加重平均というようなことを使うのが一般でございますので、幾ら高い関税であってもその分についてはゼロに響
○政府委員(垣水孝一君) 本年度、五十七年度の予算額は、一般会計分七千四百億円、特別会計分千四百五十億円でございます。本年度の一般会計分につきましては、五十六年度までの法律に基づいて算定いたしました結果との比較におきまして、一般会計で四百億円の減収、特別会計で五十七億円の増収、差し引き三百四十三億円の減収となっております。
○垣水政府委員 今回のいわゆる東京ラウンドの一律前倒しにつきましては、実は御承知のように、ECとの関係で、いわゆる稲山ミッションが帰ってまいりまして、そのときにもいろいろ個別に、たとえばウイスキー、ビスケット、チョコレート、メントール、革靴というようなことを、関税についてだけ申しましてもございました。それについて新聞等で、まあウイスキーとチョコレートぐらいはやらなければという感じが出ていたのだと私は
○垣水政府委員 私どもは、対外経済摩擦の背景としましては、一つは、申し上げるまでもなく、欧米諸国に対する大幅な貿易黒字というものがあろうかと思います。第二には、今度は先方側に、非常な経済の困難、インフレあるいは失業の増大、特にEC、アメリカとも一千万人に及ぶような失業の増大ということがございましょう。そして私どもの方にも、たとえば、今度改善しておりますが、税関関係の手続が彼らから見て少しなまぬるいというようなことがあると
○垣水政府委員 総括的なことにつきましては大臣から御答弁申し上げましたので、私から、関税率審議会の構成と大阪の事故の件について御答弁申し上げます。 関税率審議会の構成につきましては、実は関税の品目が二千八百五十五というような多数にわたっておりまして、これを農産品と鉱工業品に分けますと四対一程度になりますので、学識経験者を除きまして業界代表というようなかっこうになっておりますので、農林関係の方が三名
○政府委員(垣水孝一君) 血液あるいは血液製剤につきましても、輸入の手続は一般貨物と同様に輸入申告手続をしていただいて入れているわけでございますが、血液関係のものにつきましては薬事法の関係から輸入販売業の許可と、それからそれ自体の輸入の許可それぞれ厚生省の二種類の許可証を添付するということで、それを確認して承認の許可をいたしております。 なお、血液の輸入の実績につきましては、実は生の人血につきましては
○垣水政府委員 ブランデーにつきましては、すでに先週の日仏貿易会議におきまして、ウイスキーを下げたのになぜブランデーを下げないのかという議論がございました。 そこで、ただいま先生も御引用になりましたように、ブランデーの方はすでに、イギリスがバーボン並みに下げろ下げろと言っておる、そのバーボン・ウイスキーの関税率が二四・五でございますが、いまおっしゃいましたように、ブランデーが二四・九ぐらい。従価ではございませんので
○垣水政府委員 ウイスキーの関税の引き下げを東京ラウンドの一律前倒しと一緒にいたしましたのは、実はウイスキーはすでに八年分全部前倒し済みで下げているからでございます。しかしながら、下げたにもかかわらず、これは従量税でございますが、仮に従価に換算いたしますと、五十六年度の輸入価格によりますと、平均で四〇%を超える四〇・二ぐらいに実はなるわけでございます。 こういうことで、EC特にイギリスあたりから市場開放要求
○垣水政府委員 輸出正常化調整金については、ただいま大臣が御答弁いたしましたとおりの経緯でございます。 実は、昨日も御質問がございましたのですが、前々回の黒字対策の際には、いろいろな手段を寄せ集めて、いわば国際経済対策のための法律案を作成したときに、輸出税というような形ですでに一応の案ができまして議論をしたものが、現在私どもの手元に残っているわけでございます。 その点につきましては、ただいまも大臣
○垣水政府委員 輸出課徴金の問題につきましては、実は稲山ミッションが昨年秋にヨーロッパから帰ったときに、ミッションの方々の御報告を聞いてみますと、実は、先ほど来御議論がございました対米の摩擦と対ECの摩擦とはかなり違うわけでございますね。やはりECの本心は、かなり輸出を抑えてくれ、当時特に集中豪雨的と言われる輸出が多かったわけでございまして、その段階で、御承知のように大蔵大臣は、輸出課徴金という言葉
○垣水政府委員 実は、申し上げるまでもございませんが、わが国が今日、ドルに比べて円が安くなっております最大の原因はアメリカの高金利政策にあるということを、自他ともに認めている面があるように思います。特にまたEC等におきましても、ECの経済の不況がむしろアメリカの高金利にあるんだということで、これまた強くアメリカを非難している面があるわけでございますが、アメリカとしては、むしろインフレを抑えるためだというのが
○垣水政府委員 先生御指摘のように、アメリカは農産物については砂糖だけの一品目が残存輸入制限ということで残っておりますが、アメリカのウエーバーに基づく輸入制限品目としては、ミルク、脱脂粉乳、バター、チーズ、小麦、小麦粉、落花生、あるいはこれは食料品ではございませんが綿花、綿あるいはその他アイスクリーム、チョコレートといったような、まさにウエーバーをとった品目が全部合わせて十六品目ございます。そういう
○政府委員(垣水孝一君) 先ほどから先生の御指摘のように、北方領土についてはレポ船というまあ周知の違反行為が行われているようでございますが、韓国の場合には島に近づくこともできないというようなことで、さしあたり関税法として特別外国とみなして取り締まりするという手当てをする必要がない。関税法は輸出入の秩序を維持するということを目的としているものでございますので、交通、交際のないところについては特別の手当
○政府委員(垣水孝一君) 除外規定と申しますのは、水産につきまして、外国で本邦の漁船等が採取しましたものについて関税を免除するという規定がございますが、外国とみなすという点が除外というわけではございません。
○政府委員(垣水孝一君) 関税法の規定によりまして、政令で定める本邦の地域は外国とみなすことができるようになっておりまして、北方四島は外国とみなすという政令の規定がございます。
○垣水政府委員 実は、五%というのは部外には出ないことになっておる数字なのでございますが、スポットを五%を三%というようなことだけですと、あたかも検査をなおざりにするような響きが聞こえるかと思いますが、実はそのスポット検査といいますのは、税関の検査はまず重点的に問題となりそうなものを検査いたします。そして、このスポットというのはその他のところから摘出していわば無作為に抽出して検査をするものでございますので
○垣水政府委員 先生おっしゃるとおりです。この間の絹織物の事件等は、実は税関がもう少し注意すれば防げたんじゃないかという面が否定できないかと存じます。ただ、今度私どもがここで簡素化をいたそうというのは、実はいわゆる他法令と申しますか、食品衛生法あるいはそういうIQ物資、薬事法、そういったものについては各省にお願いをして、そちらの方でいろいろ手続をしていただく。しかし、私どもの考えておりますのは、要するにそういう
○垣水政府委員 わが国の税関手続につきましては、実は税関に申告書を出しましてから出るまでの間は、私ども最近の調査では平均〇・六日というふうに非常に短くなっているわけでございます。もっとも、税関自体でございましても、たとえば分類等に基づきまして中央分析所まで行ってやるというようなことで長くかかるものもございますが、平均そうなっております。ただ、御承知のように、その前にたとえばこれはIQではないかとか、
○政府委員(垣水孝一君) アルミ産業、アルミの製錬業の石油等の高騰に伴う苦況に対しては、私どもいろいろ通産省からも業界からも伺って勉強いたしまして、大変気にして実は苦慮しているところでございます。ただ、この関税割り当て制度につきましては、簡単に申し上げましても関税制度上の問題あるいは財政上の問題、そして最近特にアメリカから、この結果は結局現在のアメリカのスポットで入っておりますところのアルミを結果的
○垣水政府委員 輸出調整金という問題について、なぜそういう議論が大蔵省内部から起きたかということは、ただいまも申し上げましたように、輸入といっても実際問題として輸入するものが非常にむずかしいということ。輸入する対象物が少ない。それから輸入する方法が、いまの外貨の問題等もなかなかむずかしいということで、EC等が本当に求めているところは、稲山ミッションの御報告を聞いておりましても、そのミッションの方々の
○垣水政府委員 実は私、関税局長でございまして、外貨の問題につきましては国際金融局長が担当いたしておりますので、責任あるお答えは申し上げることができないわけでございますが、私が聞いておりますところでは、前回の黒字減らしのころには、外貨が月の貿易量の数倍に相当するのがあったわけでございますが、現在は二・何倍という程度で、決して外貨といいますか、外貨準備が多いわけではないということでございまして、幸いにして
○政府委員(垣水孝一君) ただいまお尋ねの、アメリカからの関税撤廃及び非関税障壁の改善要求に対してでございますが、まず非関税障壁の問題につきましては、米国からの要請は規格検査手続等の改善あるいは税関手続等の改善ということでございますが、この点は、昨日の経済関係閣僚協議会でも御決定いただきましたように、政府部内で鋭意検討中でございまして、遠からずしてその成果が上がると私どもも考えており、努力をいたしております
○説明員(垣水孝一君) 実は私どもが日本銀行から注文を受けております紙幣の総量が、五十五年度は三十億八千万枚でございますが、五十六年度につきましては三十三億三千万枚ということで二億五千万ばかりふえております。これは年によって多少ございますが、平均いままで一億程度はふえていたわけでございます。それで、従来の日本銀行券の発行の伸びはかなり高かったわけでございますが、このところ若干ダウンはしておりますけれども
○説明員(垣水孝一君) 印刷局といたしましては、実は先生おっしゃいますように、五百円玉が出るというときに多少心配をいたしたわけでございますが、いま大臣や理財局長からも答弁しておられますように、徐々に、そしてしばらくの間は並行的ということでございますので、五百円紙幣の製造枚数は減少いたしますけれども、片や紙幣全体としましては毎年着実にふえておりますので、特に仕事が大きく減るというようなことはないということでいわば
○垣水政府委員 そういうことではございませんで、今般の九%に対するものが八・五でございまして、二月に上げたときには八%……(大原委員「わかりました」と呼ぶ)公定歩合引き上げとほぼ並行して上げております。
○垣水政府委員 今般の公定歩合九%に対する引き上げに対しまして、昨日、資金運用審議会の御了承を得て、五月一日から八・五%の預託金利ということにさしていただくことと決定いたしました。
○垣水説明員 先ほど地方債課長から申しましたように、できるだけ起債を早めるとか、あるいは補助金を早く交付するということのほかに、実は運用部と簡保からは短期と申しますか、年度内のつなぎとして毎四半期計画を立てて、各財務局あるいは簡保の場合には郵政局を通して融資しているわけでございますが、今度も第二・四半期の分についてただいま議論しているところでございますが、そういう実情を踏まえてできるだけ弾力的にやっていきたいと
○垣水説明員 ただいまの地方債の政府資金充当率の件でございますが、先生のおっしゃいましたように、年々できるだけ向上していくということにいたしておりますが、御承知のように財投資金自体も大変な需要でございまして、仮に今年度の補正あるいは来年ということを考えましても、ただいままで御議論がございましたように、一体国債をどうするか、あるいは一般的に地方債をどうするかというような問題さらに景気対策を含めまして財投追加
○説明員(垣水孝一君) 運用部と郵便貯金との関係は、まさに七年もの以上八分という金利が高過ぎるか安過ぎるか、あるいは適当かという問題でございまして、もちろん郵便貯金特会の財政事情もございまして、そこのところは種々検討していかなければならないと考えております。
○説明員(垣水孝一君) 先に技術的な点を申し上げますが、資金運用部といたしましては郵便貯金を初めいろいろな金をお預かりしているわけでございますが、その金利は七年以上のものは現在特利がつきまして八部で預かっております。その他七年未満のものにつきましては法律上五分五厘とか、それ以下いろいろ決められているところでございまして、今度は貸し出しの方は、貸し付けにつきましては一律に八分ということにいたしておりまして
○説明員(垣水孝一君) 五十年四月末日で日本開発銀行に対する資金運用部からの貸付金残高は二兆四千三百五十九億円余でございます。それから日本輸出入銀行に対する貸付金残高は二兆七百五十九億円余でございます。 開発銀行に対しても輸出入銀行に対しても運用部からは年利八分で貸し付けてございます。
○垣水説明員 ただいま申し上げましたように、実はこの問題は、資金運用部資金法の問題としては、形式的には事業団に債券発行の規定を入れるかどうかというようなことになろうかと思いますが、基本論としまして私どもとしては——こういうことが将来にわたって続くことを私ども財政当局者としては祈るわけでございますけれども、繰り返して申し上げますが、本来これは国債を発行してそれを運用部が引き受けるという形で、要するに一般会計
○垣水説明員 この下水道事業団に対して財投資金を直接入れてやったらどうかという趣旨の御質問かと存じますが、実はこの問題につきましては、すでに四十九年度の予算のときから政府部内といたしましては検討をしたわけでございますが、御承知のように、有料道路と一般道路との関係に典型的にあらわれておりますように、財投の資金と申しますのは、国債、地方債の引き受けを除きましては、原則として料金収入というようないわば明確